そうだ、愛を伝えよう
[シンオウ]まったくけしからんな!重要な祝日を忘れるとは!2月11日は建国記念の日!愛国心をどこに忘れおったか!
[月志]いやちょっと待て、他所の事務所のプロデューサーが何をしれっとみんメイに出とるかよ!?
[シンオウ]プロデューサーではない!王だ!
[月志]説明しなきゃなんないような面倒な発言すんな!皆さん、コイツの戯言は気にしないでくださいねー!
[シンオウ]戯言とはなんだ!我はシンオウ!シンオウ・セントラージュ!世界の中心たるセントラージュ帝国の王なるぞ!
[月志]んあぁっ!今日はバレンタインをやるつもりだったのにぃっ!
[シンオウ]そもそもそのバレンタインすら当日を過ぎているじゃないか。
[月志]う、うるせぇ!もはやそれが平常運転なんだよ!
[シンオウ]なんにせよ、バレンタインの前に建国記念の日だろうに!
[月志]いや、だってさ…ぶっちゃけ建国記念の日って何だよっていうな…。
[シンオウ]なんと情けない!建国記念の日とは、建国をしのび、国を愛する心を養う日!
[月志]そんなんよりバレンタインやらせろや。
[月志]デリケートなんだよ、こんな所でやるには!話題が!
[シンオウ]愛国を語るだけだろう?俺ならばそれだけで2000字は余裕だぞ。
[月志]んなもん語られる方の身にもなれ。
[シンオウ]んなもんとは何だ!
[カンリ]あ!見つけましたよ!陛下!
[シンオウ]む?カンリか。
[カンリ]みんメイへの出演はスケジュールにはありません!この後の予定に乱れが出てしまいます!帰りましょう!
[月志]そうだ!帰れ帰れ!
[ツクス]まぁまぁ、そう仰らずに。どうぞ、つまらないものですが、お納めくださいませ。
[月志]お、悪いねぇ。
[マモリ]どうも皆さんはじめまして!王様の側近で恋人のコノエ・マモリです!どうぞお見知りおきを!
[シンオウ]何が恋人だ!嘘をつくなこの馬鹿者がぁっ!
[マモリ]あひぃー!
[カンリ]はっ!私とした事が!?コホン、失礼致しました。私はシンオウ陛下の側近のコノエ・カンリと申します。
[ツクス]同じく、側近のコノエ・ツクスです。コノエ三姉妹の長女ですー。
[月志]なんか勝手に自己紹介してるけど、まぁいいか。それじゃあこれで気が済んだろ?そろそろお帰りください。
[カンリ]あ、そうだ月志さん。これをどうぞ。
[月志]お、チョコか。
[カンリ]月志さんにはいつもお世話になってますので。
[月志]義理か。
[カンリ]いえ、その…一応…ちゃんと手作りで…
[月志]まさか本命か!?
[ツクス]ふふふ、カンちゃんったらこんな所で大胆ね♪
[カンリ]え、こんな所って…そ、そういえば…みんメイ…!?ひゃぁぁぁ!?
[ツクス]ふふふ、月志さん、私からもどうぞ。
[月志]おや、お土産とは別に用意してくれてたのか。ありがとう2人とも。
[マモリ]すみませんね月志さん。私の愛は王様に捧げてますので…!
[月志]あぁ、知ってる。んで、その王様へのチョコは一体?
[マモリ]んっふふふ!じゃーんコレです!コレを胸に挟んで、はいどうぞ、私ごとお召し上がりください☆
[シンオウ]勝手に天に召してろ。
[マモリ]あぁんもう、王様ったらそんな照れちゃって〜♪
[シンオウ]えぇい!近寄るな!
[月志]あいつ、よく不敬罪に問われんよな。
[ツクス]なんだかんだで陛下も満更でも無いですからー。
[カンリ]まぁ、姉妹としては恥ずかしい限りなので、少なくとも人前ではやめてほしいですけど。
[月志]カンリ、ツクス、ホワイトデー楽しみにしといてくれな。って事でそろそろ良いかな?
[カンリ]あぁっ!そうでした!陛下!この後、某国の国王との会食が!
[シンオウ]ぬっ、そうだったな。いや待て!まだ建国記念の日の話が…
[月志]もういいっつーの!
[ツクス]それではみなさん、またお会いできる日まで!
[マモリ]バイバーイ!
[月志]はっ!締めを取られた!